四国のまんなかに位置する、高知県嶺北地域。
大豊町、大川村、土佐町、本山町の4町村を総称して、そう言われていますが、2021年にこの4町村がより連携を深めていこう!ということで「土佐れいほく観光協議会」が立ち上げられました。
今回は、そんな「土佐れいほく観光協議会」の事務局長を務める、松島弘さんにその事務所をご案内いただき、どんな仕事をされているのか、突撃インタビューしてきました!
「嶺北地域にもこんな場所があるんだ!」
「地方創生に興味がある」
といった方は、ぜひご覧いただけますとうれしいです。
土佐れいほく観光協議会
土佐れいほく観光協議会
嶺北地域の観光スポットを宣伝、呼び込むためのさまざまな戦略を立てたり、営業活動を行う。事務所は本山町の「本山さくら市」横にある。
最近はTwitterなどSNSを活用した情報発信もされています。
恒例の【梅取り放題】が今年も開催。5月30日(日)10時から、本山町の【大石公民館】集合です。参加料は【1人500円】で、梅が取り放題です。足元が悪いので、長靴、長袖、長ズボンがおすすめ。12時くらいからは、クラインガルテンもとやま管理棟の前で屋外ランチ会を予定(別途500円)。 pic.twitter.com/Rksk8SHa9T
— 土佐れいほく観光協議会 (@tosareihoku) May 25, 2021
土佐れいほく観光協議会の事務所に潜入してきた!
2019年に「土佐れいほく博」という嶺北地域の食・生活文化・アウトドアをテーマに博覧会がありましたが、その当時に事務所と使われていた建物が活用されています。
実際に「土佐れいほく観光協議会」の事務所に潜入!
いわゆる観光案内所とは違うため、受付はありません。
ですが、ふらっと立ち寄られる方もおられることから、嶺北地域のパンフレットが並べられたコーナーもありました。
さらには、嶺北地域のイメージキャラクター「たなだまい」ちゃん も!
パンフレットはエリアごとに分けられており、その地域ごとの楽しみ方をみつけることができます。
ところで、このれいほく地域のキャラクター「たなだまい ちゃん」の頭には花が4つついていますが、これが何を示すかご存知でしょうか?
実は、この「たなだまいちゃん」は妖精で、その帽子には嶺北地域4町村を表すシンボルの花が描かれているのです。
写真左の赤い花が「しゃくなげ」で大川村、左から二番目が「あじさい」で土佐町、左から三番目が「さくら」で本山町、一番右にある花が「福寿草」で大豊町を示しているんだそう。
「たなだまい ちゃん」の洋服は棚田を連想させるデザインで、土佐あかうしのポシェットも身につけていて、まさに嶺北地域の魅力が一目みてわかるキャラクターですよね。
事務局長が思う、嶺北の魅力は?
— ズバリ嶺北地域の魅力はどこだと感じておられますか?
やはり「吉野川」の存在は大きいと思います。
嶺北4町村によって、場所によって、川の見え方がちがうし、川の風景がとてもきれいだと感じました。
川に霧がかかるだなんてことは、こちらに来てから知りました。
雨の日の吉野川の風景も魅力的で、川のアクティビティも充実している。
これが県外の方にはまだまだ知られていないので、土佐れいほく観光協議会として、どんどん宣伝していきたいと思います。
—確かに川の存在は大きいですよね。「嶺北にしかない」魅力ってなんだと思われますか?
私個人としても、一旅行プランナーとしても、嶺北にしかない…よそにはない!という希少価値のものは今のところないと思うんです。
だけれども「さめうらダム」は命の水として、いろんな恵みを作っているし、ダムの上でカヌーというのは、結構おもしろいですよね。
—松島さんご自身、嶺北に移住される前はどんなイメージをお持ちでしたか?
移住先進地といったイメージがありました。
東京・銀座で行われた移住促進の会のときにも、嶺北地域の存在も教えてもらっていました。
—嶺北地域に来て、不便だと感じられたことはありますか?
あまりないですね。逆に嶺北地域は住みやすいところだなと思いました。
東京から室戸市に移住したときは、室戸岬の方だったので、お店も少なく、さすがに不便でした。
そのときは、その落差に驚きましたが、室戸市から嶺北地域に移住したときは、お店も病院も充実しているし、特に不便を感じることは今もありませんね。
嶺北地域はアクセスがいいことを知ってほしい
—今後どのように嶺北地域をPRしていきたいと考えておられますか?よろしければ教えてください!
嶺北地域って、高知県内の方にとっても「それはどこ?」といった反応を示されることがあります。
あるいは知っていても、遠い場所だと思われていますが、意外とアクセスがいいし、近いんですよね。
龍馬空港からなら車で35分ほどあれば来れるし、高知市だけでなく、高松市や松山市からも近い。
なので、もっと気軽に嶺北に遊びにきてほしいなと思っています。
そのために、宿泊プランを組んで、日帰りでも泊まりでもお楽しみいただけるように、何度でもきてもらえるようにできたらいいなと思います。
—とってもいいですね。「何度でもきてもらえる」そんな場所になったらいいですね。
嶺北地域はいわゆる観光地とはちがうと思っています。
観光バスがばんばんくるような感じではなく、この地域にあった観光案内を打ち出していきたいですね。
—確かに道によっては狭いとこも多いし、それがよさそうですね。
土佐れいほく観光協議会はまだまだこれからです。
私自身、6年間室戸でやってきたことや、築いてきた人脈が活かせると思っています。
—話は変わりますが、松島さんは打楽器奏者とお伺いしました。今後はそんなイベントもされる予定ですか?
そうですね。
私はドラム以外の民族打楽器が好きで、中南米やアフリカ、アラブの打楽器も持っていますが、今後、そういった音楽関係の友人もいるので、嶺北でもそのようなイベントもできたらと考えています。
参照:電子楽器「テルミン」 6月17日高知県室戸市で投げ銭ライブ
引っ越し後の打楽器群は、こんな風に陣取りました。 pic.twitter.com/ly0lSKaslX
— 松島玉三郎 (@kutaja) May 23, 2021
嶺北観光のおともには「れいほくアドベンチャー」のアプリを!
また、「れいほくアドベンチャー」というアプリもあります。
土佐れいほく博のときに作られたアプリで、現在も改良途中ですが、バージョンアップしたアプリです。
地図上をクリックをすると写真が出てきて、施設の情報や電話番号が出てきます。
それ以外にも自分で撮った写真をアプリ内に保存できたり、今後はスタンプラリーの機能の活用も考えています。
まだまだ改良中ではありますが、どうぞ楽しみにご利用いただけますと幸いです。
嶺北地域の魅力をもっと知ってもらいたい
この「れいほくTV」というWebメディアは嶺北地域の魅力を伝えるためのメディアです。
なので、土佐れいほく観光協議会が思い描く未来には、とても共感できました。
嶺北地域には、この雄大な自然があるからこそ育まれてきた、たくさんの資源があります。
土佐あかうし、棚田米など食べものもそのひとつであるし、なんといっても川や山などはこの地域が昔から長い年月をかけて作り上げてきた、自然のアート。
今までも各市町村がそれぞれが情報発信などをされてきました。
今後はそれを連携をして、観光プランを打ち出したりしていくということで、どんなプランができるのか、嶺北地域に住んでいる者にとっても楽しみです。
土佐れいほく観光協議会公式サイト→「土佐れいほく観光ポータル」
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