嶺北発!自然教育を行う「もんち自然がっこう」に潜入してきた

都会の喧騒から離れて、自然の中で暮らしながら働きたい。

自然に関わる仕事をしてみたい!

今回はそんな暮らしを実践されている、中田麻祐子さんの暮らしに密着してきました!

東京時代から自然に関わる仕事をしてきた彼女が選んだ、高知での田舎暮らし。

彼女ならではの視点や行動がたくさん詰まった、素敵な暮らしをぜひご覧ください!

中田さんの取り組む暮らしと仕事

「もんち自然がっこう」

自然学校にずっと興味のあった中田麻祐子さんが個人で取り組む活動。近隣の自然を楽しむおさんぽ会や、手作り市では「木のえんぴつづくり」などワークショップも開催。

もんち自然がっこうFacebookページ

物心ついたころから「植物」が好きだった

植物観察会の様子(引用:もんち自然がっこうFacebookページより)

—「もんち自然がっこう」という活動をされていたのが、すごく印象的だったので、詳細を聞かせていただいてもよろしいでしょうか?

はい!「もんち自然がっこう」は、コロナがはじまる前の年にしていました。

目的としては、散歩してて楽しいものをいっぱい見つけて、それをみんなと共有したかったのが大きいです。

—素敵なコンセプトですね。

あとは、森のようちえんや自然学校に興味があり、そういった新しい仕事づくりのキッカケのような意味合いもありました。

やってみたら、自分自身も楽しくて、ニーズも感じて、やってよかったと思っています。

スイバで10円をきれいにする実験(引用:もんち自然がっこうFacebookページより)

—以前、手づくり市にも「もんち自然がっこう」として出店されていましたよね。

そうです。木のえんぴつづくりなら、手先が不器用な私にもできるし、やっていて楽しいなと思ったからやってみました。

—もともと植物を好きになったキッカケはなんだったのでしょうか?

キッカケはなくて、生まれつき、植物が好きでした。

幼いころから植物が好きで「友達」のような感覚がありました。

そこにいるだけで「元気をもらう存在」という感じで。

しかし、都会っ子なので、花屋さんやホームセンターの園芸種や、生えている雑草を見て楽しんだり、食べた種を植えてみて、その成長を楽しんだりするような子どもでした。

その後、植物についての学びが深まったのは大学に入ってからですね。

高校時代、教室にあった観葉植物をみながら「ずっと眺めていられる」と言った時に、高校の先生から「変わってるね。じゃあ農学部かな」と言われたんです笑

—おもしろいですね(笑)

植物が好きというのはあまり自覚していませんでした。

他にもいろんなエピソードがあって、友だちがムシャクシャして雑草をちぎっていた時に、私がすごく怒ったらしいです(笑)

植物が本当に好きなんだなと自覚したのは、大学に入ってからなんですよね。

—意外ですが、本当に好きなものってそういうものなのかもしれないですね。

植物が好きな中田さんが実践する、自然を取り入れた暮らし

中田さんは現在3人のお子さんとご主人との5人暮らし。

「移住したら畑がやりたい」

そんな暮らしを今まさに実現して、日々の暮らしを楽しまれていました。

ご主人が作られたという立派なニワトリ小屋には、つい先日までニワトリがいたけれど、うっかりニワトリ小屋を閉め忘れたその日に限って、なんらかの獣にやられてしまったんだそう。

この記事の筆者である私も、かつて同じ過ちをしたことがあり、田舎暮らしをしてニワトリ飼育をしたことがあれば、経験したことがある人は悲しいかな多いと思います。

そんなニワトリ小屋の前には、中田さんが家事育児の隙間時間に手入れをしている、ちいさな畑があります。

大きい葉っぱが元気に成長している、ここにはコロコロとしたかわいくておいしそうなかぼちゃを発見。

子どもたちにはこういった畑から栽培して食べるところまでを経験してほしいと、にこやかに話す中田さんが印象に残りました。

続いて案内してもらったのは、おうちの中。

近くで取れた梅の実を、子どもたちが通う保育園のレシピでつけた「梅づけ」。

他にも、ビワの葉やドクダミ、ヘビイチゴを焼酎漬けにしたものも。これらは虫刺され用。

さらにたくさん摘んで乾燥させておいた「オオバコ」。

こちらはお茶にしたり、入浴剤代わりに使うこともあるとか。

再利用される袋やビンからも、中田さんの自然を思いやる心が垣間見え、私も見習わねばと思ったことでした。

さらに、こちらは中田さんが作った、蔓で編んだカゴ

他にも、海辺で拾った流木や貝殻を使って、オブジェがあったり、中田さんのおうちには、自然素材を使ったクラフトや本棚などちょっとした家具がありました。

どれをとっても、中田さんやご家族が田舎暮らしを楽しまれている様子が伺え、ほっこりした密着取材でした。

中田さんが思い描く、今後の移住ライフ

プレーパークについてはオンラインなどでも勉強中だという中田さん

そんな中田さんに今後の展望を聞いてみました。

「田んぼを1年間ちゃんとやってみたいと思います。」

他にも、プレーパークという、子どもができるだけ「ダメ」と言われず自由に遊べる場づくりや、親同士の交流の場づくりにも興味があるんだそう。

子育てをする上で、つながりを作ることは、親にとっても子にとってもポジティブに働くだろうし、なによりプレーパークのような場を通じて、子ども自身の自主性や冒険心も育まれると思うので、この取り組みの今後に期待したいと思います。

今後の中田さんの自然を交えた暮らしや仕事づくりもとても楽しみです。

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